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部分矯正の値段相場は?一本だけ・前歯・奥歯の費用を紹介

25.09.03

 

「前歯の隙間だけ、少しだけ治したい…」

「歯並び全体を治すほどではないが、気になる歯が一本だけある…」

「イベントまでに気になる部分を短期間で改善したい…」

 

歯並びに関するお悩みをお持ちの方で、費用や期間を抑えて気軽に始められる「部分矯正」を検討している方も多いのではないでしょうか?

 

しかし、いざ部分矯正について調べてみても「実際の値段はどれくらい?」「自分の場合は治療できるの?」といった疑問が次々と湧いてくるもの。

 

この記事では、部分矯正の値段相場について、治療法別(ワイヤー矯正、マウスピース矯正など)や、治療範囲別(一本だけ、前歯だけなど)に分かりやすく解説します。

部分矯正の値段相場

 

治療方法

部分矯正の相場

全体矯正の相場

表側ワイヤー矯正

30万~60万円

60万~130万円

裏側ワイヤー矯正

40万~70万円

100万~170万円

マウスピース矯正

20万〜40万円

60万〜100万円

セラミック矯正

1本あたり5万~15万円

 

部分矯正の値段は、主に使用する装置の種類によって大きく異なります。最も一般的なワイヤー矯正から、目立ちにくいマウスピース矯正、そして歯を削って被せるセラミック矯正まで、それぞれの治療法に特徴と価格帯が存在します。ここでは、それぞれの値段相場を解説します。

 

表側ワイヤー矯正

部分矯正の相場

全体矯正の相場

30万~60万円

60万~130万円

 

「表側ワイヤー矯正」による部分矯正の値段は、一般的に30万円〜60万円程度が相場です。歯列全体を動かす全体矯正と比較すると治療範囲が限定される分、費用を大きく抑えることが可能です。

 

表側ワイヤー矯正は、歯の表面に「ブラケット」という装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす最も有名で歴史のある治療法です。多くの症例に対応できる柔軟性があり、ほとんどの歯科クリニックで取り扱われています。

 

装置の素材によっても費用は変動し、一般的な金属製のメタルブラケットが最も安価です。見た目が気になる場合は目立ちにくいセラミック製やジルコニア製のブラケット、あるいは白いワイヤーといった審美性装置を選択することもできますが、費用は高くなる傾向にあります。

 

裏側ワイヤー矯正

部分矯正の相場

全体矯正の相場

40万~70万円

100万~170万円

 

歯の裏側(舌側)に装置をつける「裏側ワイヤー矯正」の部分矯正は、値段相場が約40万円から70万円と、他の方法に比べて高額になる傾向があります。

 

最大のメリットは、ワイヤー矯正ならではの適応症例の広さを残しつつ、正面から装置がほとんど見えないように工夫を施した治療方法である点です。

 

費用が高額になる主な理由は、一人ひとりの歯の裏側の複雑な形状に合わせて装置を特注製作する必要があることや、装置の装着や調整に高い技術力が求められるためです。歯列矯正の装置の中で最も高くなる傾向にありますが、審美性を最優先に考えたい方には検討の余地があります。

 

マウスピース矯正

部分矯正の相場

全体矯正の相場

20万〜40万円

60万〜100万円

 

透明な装置を使用する「マウスピース矯正」の部分矯正は、値段相場が約20万円〜40万円とワイヤー矯正に比べて手頃な価格帯から始められる場合があります。

 

マウスピース矯正は薄い透明なマウスピース型の装置を定期的に交換していくことで歯を動かします。装置が目立ちにくく、食事や歯磨きの際には自分で取り外すことができるため、日常生活への影響が少ない点が大きなメリットです。

 

ただし、マウスピース矯正で治療できる歯の動きには制限があり、特に大きな移動・ねじれを必要とする症例を苦手としています。歯並びによってはワイヤー矯正の方が適している場合もあるため、適応症例かどうか事前の診断は不可欠です。

 

セラミック矯正

一本あたりの相場

前歯4本の場合

5万円〜15万円

20万円~60万円

 

歯を削って被せ物をする「セラミック矯正」は、1本あたり約5万円〜15万円が相場です。

 

セラミック矯正は健康な歯を削り、その上からセラミック製の被せ物(クラウン)を装着することで、見た目上の歯並びや歯の色、形を短期間で整える審美目的の治療です。厳密には歯列矯正ではなく、審美目的の補綴治療に分類されます。

 

歯を動かす期間が不要なため短期間で見た目を改善できるものの、歯並びの乱れが大きい場合は歯を大きく削ったり、神経を抜いたりする必要があるため歯の寿命を短くするリスクも伴います。また、セラミックの被せ物自体も永久的ではなく、将来的に交換が必要になることも考慮する必要があります。

治療範囲別の値段相場

 

部分矯正の費用は「どの歯を何本治療するか」という治療範囲によっても変動します。一般に治療の範囲が狭いほど費用を抑えやすい傾向がありますが、最低限の装置代や診療費用がかかるため「一本だけ」のような場合でも10万円を下回るようなことは基本的にありません。

 

ここでは、治療範囲ごとに部分矯正の値段相場を詳しく解説します。

 

一本だけの場合

「気になる歯が一本だけある」という場合でも部分矯正できることがありますが、概ね数十万円の治療費がかかることを見込んでおいた方が良いでしょう。

 

例えば、表側ワイヤー矯正の場合、一部分だけの矯正でも約15万〜30万円かかることが一般的です。裏側矯正については装置自体の費用が高いため、一本だけでも30万円以上は必要になる傾向があります。

 

マウスピース矯正は「10万円で部分矯正可能」といった広告を見かけることもありますが、実際には10万円で治療できるケースは限られ、装置代以外の検査料や調整料などを含めると総額で20万~30万円以上になるのが普通です。

 

セラミック矯正については、1本あたり5万〜10万円前後の費用になります。前述のように短期間で治療を終えることができますが、健康な歯を削るデメリットもあるため慎重に検討しましょう。

 

前歯だけの場合

「前歯だけ部分矯正したい」という希望は非常に多く、部分矯正の典型例です。

 

表側ワイヤー矯正の場合は30万〜60万円程度、裏側矯正の場合は前歯とはいえ裏側全体に装置を付ける必要があるため40万〜70万円程度とやや高額になります。

 

マウスピース矯正については、上下いずれか片方の前歯矯正なら10万〜30万円前後、上下両方の前歯を調整する場合は30万〜60万円前後になることが多いとされています。症例や装置によって費用に幅があり、装置の種類次第では50万円程度まで費用がかさむこともあります。

 

セラミック矯正で前歯の見た目を整える場合、治療本数に応じて費用がかかります。前歯6本をすべてセラミッククラウンに置き換えると20万〜60万円程度になります。本数を減らせば費用は下がりますが、見た目のバランスをとるため前歯は複数本をまとめて治療するケースが多い傾向にあります。

 

奥歯だけの場合

奥歯(臼歯)だけを部分矯正するケースは多くありませんが、噛み合わせや奥歯の位置の微調整が必要な場合に行われることがあります。

 

表側ワイヤー矯正で奥歯を動かす場合、部分矯正でも30万〜50万円程度はかかると見込まれます。裏側矯正は装置の特性上、奥歯の部分矯正に使用されることは稀ですが、対応する場合は50万円以上になることが予想されます。

 

マウスピース矯正では、奥歯の軽いズレや傾きを直す程度であれば20万〜40万円前後の費用帯になることが考えられます。ただし、奥歯の位置改善は噛み合わせ全体に影響するため、部分矯正で対応できるかどうか歯科医師の判断が必要になります。

 

セラミック矯正においては奥歯の治療は基本的に治療対象外です。奥歯は咬合力(噛む力)が強くかかるため、被せ物で位置を変えてしまうと噛み合わせに問題が生じる可能性があります。また、そもそも外から見えない奥歯を被せ物に置き換えるメリットがない点も挙げられます。

部分矯正とは?

 

部分矯正とは、その名のとおり上下の歯列全体ではなく、一部の限られた歯だけを動かして位置や角度を整える矯正治療です。

 

主に前歯など見た目に関わる限られた本数の歯を対象に行われ、噛み合わせよりも審美的な目的で実施されることが多い傾向にあります。例えば「前歯の軽いすき間(すきっ歯)を埋めたい」「少しねじれて生えている歯を並べたい」といった希望に応えられるのが部分矯正です。

 

ただし、部分矯正は全ての歯並びの問題に対応できるわけではなく、治せる範囲には一定の制限があります。奥歯の大きな噛み合わせの乱れや上下の顎の骨格的なずれがある場合には、部分矯正だけでは対応できず全体矯正や外科的矯正が必要になります。

 

以下で、部分矯正のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

 

メリット

部分矯正には、全体矯正と比べて費用・期間・装置の負担が小さいといった利点があります。

 

まず費用面では治療範囲が限られる分、治療費用を大幅に抑えられるのが最大のメリットです。実際、部分矯正の治療費は全体矯正の約1/3〜1/2程度に収まるケースが多く、まとまった資金が用意しにくい方でも矯正を始めやすくなります。

 

次に治療期間が短いこともメリットです。全体矯正が完了まで平均1年半〜3年程度かかるのに対し、部分矯正では数か月〜1年ほどで治療が完了するケースが大半です。結婚式や就職活動など「半年以内に前歯だけ整えたい」といったニーズは多く、その治療に部分矯正が選ばれることが多い傾向にあります。

 

そして、痛みや違和感が比較的少ない点も部分矯正の利点です。動かす歯の本数が少ないゆえに歯に加わる矯正力が小さく、治療中・治療直後の痛みが軽減される傾向にあり、日常生活への影響も抑えられるとされています。

 

デメリット

部分矯正の最大のデメリットは、対応できる症例が限られることです。

 

部分矯正は主に前歯の見た目を整えることに特化しているため、噛み合わせや上下顎骨のずれを改善することはできません。基本的には軽度の前歯の乱れ、すきっ歯のような隙間、あるいは過去の矯正後の軽い後戻りといった限定された症例が部分矯正の対象となります。

 

また、部分矯正は歯並び全体を根本から治すわけではないため、治療後に歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」が起きやすい傾向があります。周囲の歯や噛み合わせの力の影響を受けやすく、保定装置(リテーナー)で歯並びを維持する管理を怠ると、数か月で元に戻ってしまうこともあります。

 

部分矯正の治療範囲

 

部分矯正が適用できるかどうかは、歯並びの状態によって決まります。治療できる範囲と、治療できない症例をあらかじめ知っておくことで、自分のケースで部分矯正が可能か判断しやすくなります。

 

治療できる範囲

部分矯正に適しているのは、主に前歯から犬歯あたりまでの軽度な歯並びの乱れです。具体的には以下のようなケースが部分矯正で治療できる典型例として挙げられます。

 

  • 叢生:前歯が少し重なっているが、奥歯の噛み合わせに問題がない
  • 出っ歯:上の前歯がやや前方に傾いているが、骨格的な顎のズレはない
  • すきっ歯:前歯に隙間があるが噛み合わせには支障がない
  • 前歯の正中ズレ:上下の前歯の正中(中心線)がわずかにズレている
  • 矯正後の後戻り:過去に全体矯正をしていたが保定不足で前歯がズレている

 

噛み合わせに大きな問題がなく、前歯を中心とした一部の歯並びだけ整えれば見た目が良くなるような場合は部分矯正が適しています。逆に言えば、「その部分以外は問題ない」「奥歯の噛み合わせは良好」という前提条件が満たされていることが重要です。

 

部分矯正を検討する際は、まず歯科医院で精密検査を受けて、自分の歯並びが部分矯正の適応となるか評価してもらうと良いでしょう。

 

治療できない症例

以下のような重度または複雑な歯並び・噛み合わせの問題がある場合は、残念ながら部分矯正のみで治療することは難しくなります。

 

  • 重度の歯並び:歯が大きく重なり合っている、歯の間のすき間や段差が顕著である
  • 骨格性の不正咬合:歯並びの乱れが顎骨格に起因している
  • 八重歯:犬歯が歯列から大きく外れて生えている
  • 過蓋咬合・開咬:上前歯が下前歯を覆っている、奥歯を噛んでも前歯に隙間が空く
  • 抜歯を伴う治療:歯を動かすスペースが無く、治療には抜歯が必要である

 

このような場合、部分矯正では対応できないため全体矯正や外科手術が検討されることになります。もちろん全体矯正になれば費用は増えますが、部分矯正を行っても根本的な噛み合わせが改善されなければ、将来的な顎関節症や咀嚼障害の原因になる恐れもあります。

 

実際、自分では「前歯だけ治せば大丈夫」と思っていても、専門医によると奥歯の調整が必要なケースも多々あります。そのため、部分矯正が適用できるかどうかはまず矯正専門医による診断を受け、適応外の場合は無理に部分矯正しようとせず適切な治療法を選択することが大切です。

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※検診後、マウスピース矯正ローコストを始めない場合は追加で費用は発生いたしません。
※提携先歯科クリニックの診断により、レントゲン等別途費用がかかる場合があります。

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※自由診療となり、保険は適用されません。 ※1日20時間以上、器具を取りつけることで効果を発揮します。 ※マウスピース矯正ローコストに限らず、どの矯正方法においても、歯の動き方や効果の感じ方は個人差があり、満足のいく結果が得られない可能性がございます。