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マウスピース矯正は効果ない?適応症例やできない人の例を解説

25.11.13

 

 

「マウスピース矯正って本当に効果が出るの?私の歯並びでも大丈夫?」と不安ではありませんか?

 

通院や費用がかかるからこそ、始める前にマウスピース矯正が「できる人」と「できない人」をはっきり知っておきたいですよね。

 

本記事で、マウスピース矯正に効果があるのかどうかを医学の研究報告を根拠に解説。さらにワイヤー矯正との違い、効果が現れるまでの目安期間、そして結果を下げてしまう落とし穴までを初心者向けに分かりやすく解説していきます。

【監修医師】北原 信也
【監修医師】北原 信也日本大学松戸歯学部卒業。開業医のもとで研鑽を積み、港区で開業、港区で11年、銀座で10年の診療の後、東京八重洲に専門歯科医でのチーム診療をコンセプトとした「ノブデンタルオフィス」を開院。所属(一部):日本大学松戸歯学部 客員教授昭和大学歯学部 客員教授日本大学歯科部 講師

マウスピース矯正は効果ありで実績多数

 

結論から言うと、マウスピース矯正には治療効果があり、世界中で多数の実績があります。

 

海外の研究報告によれば、軽度〜中等度の歯並び改善に対して平均80〜90%の成功率が示されており、従来のワイヤー矯正と比べても大きな差はないことが分かりました。

 

実際に2025年の研究報告でも、マウスピース矯正によって開咬(前歯が噛み合わない状態)が平均で2.76mm改善し、別の研究報告では奥歯を後ろに移動させる治療においても最大2mm程度の移動が可能であると結論付けられています。

 

また、装置が無色透明なマウスピース矯正は目立ちにくく、取り外し可能で痛みが少ないため、「初期の数日間の痛みがワイヤー矯正より軽い」との研究結果も報告されています。

 

このように世界中でマウスピース矯正の効果は複数の医療研究により証明されており、多くの患者もその効果を実感しています。日本国内でも芸能人の方々をはじめ、多数の実績があります。

マウスピース矯正の特徴

 

マウスピース矯正は、着脱式の透明な装置を一日22時間以上装着して少しずつ歯を動かします。

 

このため治療中の見た目を気にする方や、食事や歯磨きを普段通り行いたいと考える方にとって大きな利点となります。また着脱式であるゆえに口腔衛生を保ちやすく、治療そのものの利点にもなります。

 

実は固定式のワイヤー矯正は歯垢が残りやすく、治療過程で歯の表面に白斑(ホワイトスポット)が現われやすい傾向にあります。マウスピース矯正はこのリスクが低く、実際にある研究ではワイヤー矯正患者の26%に現れた白斑が、マウスピース患者では1.2%に抑えられたことが分かっています。

 

一方でマウスピース矯正ならではのデメリットもあり、それは装着時間や交換時期を守るといった“自己管理”が必須な点です。これは効果や期間に直結する内容であり、当社が行った「マウスピース矯正体験者100名アンケート」では、装着時間が守れず治療期間が伸びた方が多数いらっしゃいます。

 

これらのメリット・デメリットを理解した上で、患者自身がマウスピース矯正の治療に貢献することが、効果を左右するポイントになります。

 

治療できる人の歯並び

マウスピース矯正で効果的に治療できるのは、主に軽度から中等度の歯並びの乱れです。

 

なお、日本矯正歯科学会が示す治療指針では、歯を抜かない非抜歯症例が推奨されています。具体的には、歯と歯の間にわずかな隙間がある「すきっ歯(空隙歯列)」や、軽度の「叢生(ガタガタの歯並び)」などが挙げられ、また矯正後の「後戻り」を再治療するケースにも適しています。

 

これらの症例に共通するのは、歯を大きく動かす必要がないという点です。マウスピース矯正は歯を傾けるような動き(傾斜移動)を得意としており、このような比較的単純な歯の移動で改善できる歯並びが主な適応対象となります。

 

治療できない人の歯並び

マウスピース矯正が適さない、あるいは治療が困難なのは、骨格的な問題が原因の歯並びや、歯を大幅に動かす必要がある重度の症例です。

 

日本矯正歯科学会の指針でも、顎の骨格に大きなズレがある場合や、抜歯を伴うような歯の大移動が必要なケースでは推奨されていません。

 

マウスピース矯正は、歯根を大きく平行移動させたり、回転させたり、歯を引っ張り出す(挺出)といった複雑な動きが苦手です。海外の研究報告でも、特に犬歯の回転や前歯の挺出の精度は低いことが報告されており、重度の出っ歯や受け口、著しい叢生の改善は困難な場合があります。

 

いずれにしても歯科医師による精密検査を受け、適切な治療方法を選択することが重要です。無理にマウスピース矯正を選択しても治療効果を十分に得られなかったり、非常に長い治療期間を要して費用が膨大になる恐れがあります。

 

より具体的に知りたい方は、適応が難しい歯並びの症例について、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。

マウスピース矯正ができない歯並びの症例について

ワイヤー矯正との違い

 

ワイヤー矯正はブラケットとワイヤーを用いた張力で強い力を掛けられ、複雑な噛み合わせや大きな歯の移動に適しています。

 

前述のとおり、マウスピース矯正では治療困難な症例があり、そうした重度症例に対してはワイヤー矯正が適用されることがほとんどです。ワイヤー矯正は見た目が目立ち、食事や歯磨きに制約があるものの、歯を精密にコントロールする力に優れ、複雑な歯並びでも治療効果が期待できます。

 

もちろん患者の希望次第では、重度症例でもマウスピース矯正を選択することもできますが、最適解ではないことを理解しておく必要があります。

 

海外のある研究では、重度叢生にマウスピース矯正を実施したところ、叢生解消の予測達成率が上顎87%、下顎81%と報告されています。マウスピース矯正でも一定の改善効果があることは分かっていますが、それでも治療期間の長期化などが容易に予想できるため、よく考えてから治療方法を選択しましょう。

マウスピース矯正の適応症例

ここでは当社「マウスピース矯正ローコスト」にて、マウスピース矯正を行った方々の適応症例とビフォーアフターを紹介していきます。

 

  • 叢生
  • 出っ歯
  • すきっ歯

 

叢生

https://mouthpiece-lowcost.com/dentitions-list/

 

症状

叢生(ガタガタの歯並び)

治療期間

約7ヶ月半

治療総額

98万円(税込)※全体矯正

※IPRあり、アタッチメントあり(いずれもコース料金に含まれます)

※効果には個人差があります

 

出っ歯

https://mouthpiece-lowcost.com/dentitions-list/

 

症状

出っ歯

治療期間

約2ヶ月

治療総額

24.2万円(税込)※部分矯正

※IPRあり

※効果には個人差があります

 

すきっ歯

https://mouthpiece-lowcost.com/dentitions-list/

 

症状

すきっ歯

治療期間

約2ヶ月半

治療総額

19.8万円(税込)※部分矯正

※効果には個人差があります

 

6万円相当の初診料0円
\  総額17.6万円〜  /

マウスピース矯正の効果はいつから現われる?

 

マウスピース矯正の効果が現れるまでの期間は、治療範囲によって大きく異なります。

 

前歯など一部分のみを整える「部分矯正」の場合、軽微なすきっ歯や叢生であれば数ヶ月から1年程度で治療が完了することが多い一方、奥歯の噛み合わせを含めた全体の歯並びを治療する「全体矯正」では、一般的に1年半から3年程度が目安となります。

 

矯正治療が一定の期間を要するのには、歯が動くメカニズムに理由があります。矯正力がかかると圧迫された歯根膜の骨が溶け、反対側では新しい骨が作られます。この骨代謝は一気に進まず、数週間〜約1ヶ月かけてゆっくり行われます。

 

強い力をかけて移動速度を上げようとしても歯根吸収のリスクが高まるだけであり、治療では月0.5〜1mm程度の安全域で段階的に進められます。

 

早く理想の歯並びになりたい患者の気持ちも分かりますが、こういった歯の移動メカニズムがあるため、焦らず治療に臨むことが重要です。

マウスピース矯正の効果を落とす行為

 

マウスピース矯正は“自己管理”が必須な治療と前述しましたが、以下の行為は効果を弱めるため注意が必要です。

 

  • マウスピースの装着時間を守らない
  • 新しい装置を適切なタイミングで使用しない
  • 装置や口腔内の清掃を怠る
  • リテーナーの装着時間を守らない

 

マウスピースの装着時間を守らない

マウスピースの装着時間を守らないことは、治療効果を著しく低下させる最も大きな原因です。

 

マウスピース矯正は、1日20時間から22時間の装着を前提として治療計画が立てられています。この時間を下回ると歯を動かすための持続的な力が不足し、計画通りに歯が動きません。

 

その結果、治療期間が延長するだけでなく、次の段階のマウスピースが歯に合わなくなることがあります。最悪の場合は治療計画の再作成が必要となり、追加の費用と時間がかかる可能性があります。

 

新しい装置を適切なタイミングで使用しない

新しいマウスピースを指示されたタイミングで使用しないと、治療計画にズレが生じます。

 

マウスピース矯正では、各装置における歯の移動量や使用期間が予め計算されています。新しいマウスピースの交換を怠ったり、定期通院をサボって進行状況の確認を怠ると治療が停滞することがあります。

 

歯科医師は通院時に歯が計画通りに動いているかを確認し、ズレがあれば現在の装置の装着期間を延長するなどの調整を行います。このサイクルを守らないと治療精度が落ち、最終的な仕上がりにも影響する場合があります。

 

装置や口腔内の清掃を怠る

装置や口腔内の清掃を怠ると、虫歯や歯周病のリスクが高まり、矯正治療そのものを中断せざるを得なくなる可能性があります。

 

マウスピースを装着している間、歯は唾液の自浄作用が非常に効きにくくなります。この状態で歯に食べかすや糖分が残っていると、マウスピース内部が細菌の温床となり、虫歯のリスクが急激に高まります。

 

仮に矯正期間中に虫歯ができたとします。虫歯の治療は該当部分を削る必要があるため、歯の形状が変わります。するとマウスピースが合わなくなり、再度歯型を取り直して装置を再製作する必要が場合によって出てきます。こうなると治療期間の延長と追加費用は避けて通れません。

 

このようにならないためにも、食後は必ず歯磨きをし、装置も清潔に保つことが治療をスムーズに進めるために不可欠です。

 

リテーナーの装着時間を守らない

矯正治療で歯を動かし終えた後、リテーナー(保定装置)の装着時間を守らないと、歯並びが元に戻ってしまう「後戻り」が起こります。

 

矯正治療は、歯を動かす「動的治療期間」と、動かした歯をその位置に定着させる「保定期間」の二つの段階で成り立っています。治療直後の歯の周りの骨や組織はまだ不安定で、元の位置に戻ろうとする力が働くため、リテーナーで安定させることが不可欠です。

 

保定期間は、一般的に歯を動かした期間と同程度かそれ以上必要とされ、最初の1年間は食事と歯磨き以外の時間は装着し、その後は歯科医師の指示に従い徐々に装着時間を減らしていきます。この保定を怠れば、費用と時間をかけた治療が無駄になってしまう可能性もあるため注意しましょう。

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マウスピース矯正経験者100名にアンケート!費用相場とリアルな口コミを公開

実際にマウスピース矯正を経験した100人にアンケートを実施して、かかった費用の総額や満足度などを詳しく調査しました。

 

矯正にかかった総費用のアンケート結果グラフ

 

アンケート内の「矯正にかかった総費用を教えてください。」という質問に対して、最も多かった回答は「20〜40万円」(27%)と「40〜60万円」(26%)でした。
次いで「60〜80万円」(14%)、「10〜20万円」(10%)が続き、全体の平均費用は約51.8万円という結果となりました。

 

一方、アンケート回答で当社の「マウスピース矯正ローコスト」を実際に利用された方に絞って集計したところ、平均総額は39.4万円。全体平均と比べて、約12万円安く矯正できたという結果が得られました。

 

 
30代 会社員

通院回数が少なく、忙しくても続けやすかったです。費用も抑えられて、結果にも満足しています

矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

費用を抑えるために、複数の歯科医院で無料相談を受け、料金を比較しました。必要最低限の処置で済むようにしました。

矯正総額:20~40万円
 
20代 会社員

見た目が自然で、歯磨きや食事が普段通りにできるのが良かった。矯正中のストレスがほとんどありませんでした。

矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

透明で目立たず、接客業でも気にならずに装着できました。取り外しもできて衛生的で、痛みも少なかったです。

矯正総額:20~40万円

マウスピース矯正経験者のアンケートから、実際にかかった費用や口コミを紹介させていただきました。

 

マウスピース矯正は、選ぶブランドによって費用や満足度が大きく変わります。後悔しないためには、料金だけでなく、通院頻度・サポート体制・治療の透明性といった要素も比較することが大切です。
参考:マウスピース矯正おすすめブランド13選|各社の料金・期間を徹底比較

 

お悩みや疑問がある方は、ぜひ新宿駅直結の専門クリニックにてお気軽にご相談ください。

 

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