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歯列矯正のお金がない場合の対処法|高校生や大学生向けの学割も解説

25.12.04

 

歯列矯正をしたいけれど、高額な費用がネックとなり治療を諦めていませんか?

 

美しい歯並びは自信に繋がり、噛み合わせの改善は将来の健康を守るための大切な投資です。しかし、まとまったお金がないという理由で、その一歩を踏み出せない方が多いのも事実。とはいえ、治療費の負担を軽減する方法や、無理なく支払うための選択肢はいくつか存在します。

 

この記事では、歯列矯正の費用相場をはじめ、費用を抑えるための具体的な8つの対処法、分割払いによる一度の費用負担を軽減する方法について解説していきます。

 

高校生や大学生が利用できる学割制度にも触れていきますので、ご自身の状況に合った最適な方法を見つけるための羅針盤としてご活用ください。

【監修医師】北原 信也
【監修医師】北原 信也日本大学松戸歯学部卒業。開業医のもとで研鑽を積み、港区で開業、港区で11年、銀座で10年の診療の後、東京八重洲に専門歯科医でのチーム診療をコンセプトとした「ノブデンタルオフィス」を開院。所属(一部):日本大学松戸歯学部 客員教授昭和大学歯学部 客員教授日本大学歯科部 講師

歯列矯正の費用相場

項目

費用相場

ワイヤー矯正(表側矯正)

・部分矯正:30万〜60万円

・全体矯正:60万〜130万円

ワイヤー矯正(裏側矯正)

・部分矯正:40万〜70万円

・全体矯正:100万~170万円

マウスピース矯正

・部分矯正:20万〜40万円

・全体矯正:60万〜100万円

その他費用

・カウンセリング料:0~3,300円

・精密検査料:33,000~55,000円

・調整料:5,500~11,000円/回

・保定装置料:0~60,000円

・保定観察料:0~5,500円/回

 

歯列矯正の費用相場は上記表のようになり、総額費用は概ね25万〜200万円前後です。最終的な費用は、装置や範囲の違い、歯並びの状態によって大きく変動しますが、いずれにしても高額な治療費がかかることに変わりはありません。

 

なお、このように高額かつ価格帯が幅広い理由としては、歯列矯正が自由診療に原則該当するためです。そのため治療費は全額自己負担となり、さらに保険治療のように国が定めた金額ではないため、医院が独自に料金を設定することができます。ゆえにこのような相場観となっています。

歯列矯正のお金がない場合の対処法

 

費用相場を見て「治療が難しい」とより感じた方もいるかもしれません。しかし、費用負担を軽減する方法はいくつか存在します。具体的には次のとおりです。

 

  • ①部分矯正を検討する
  • ②マウスピース矯正を検討する
  • ③トータルフィー制度の医院を選ぶ
  • ④モニター制度の活用
  • ⑤学割制度の活用
  • ⑥家族割制度の活用
  • ⑦自治体の助成制度の活用
  • ⑧医療費控除の活用

 

①部分矯正を検討する

治療範囲を前歯など一部分に絞れる場合は、部分矯正を選ぶことで費用を大幅に抑えられます。

 

動かす歯の本数が少ないため、治療期間も3ヶ月から1年程度と短いのが特徴です。自ずと通院回数が減るため、その都度かかる調整料などの費用も軽減できます。

 

ただし、部分矯正はあくまで見た目の改善を主目的としており、奥歯の噛み合わせなど機能的な問題を根本的に解決するものではない点に注意が必要です。ご自身の歯並びが部分矯正の適用範囲内かどうかは、歯科医師による診断を元に決めるようにしましょう。

 

②マウスピース矯正を検討する

マウスピース矯正は、従来のワイヤー矯正に比べて費用を抑えられる傾向にあります。

 

マウスピース矯正は軽度〜中等度の症例に適しているため制限はありますが、適用できる場合はワイヤー矯正と比較すると10万〜70万円の費用軽減に繋がる可能性があります。

 

ただし、マウスピース矯正にも様々なブランドがあり、特にインビザライン等の世界的に有名なブランドになると100万円近くになることがあります。そのため費用を抑えるという意味では、実績がしっかりありつつ、コストパフォーマンスにも優れた国産ブランドに注目すると良いでしょう。

 

③トータルフィー制度の医院を選ぶ

総額費用を治療前に確定させたい、長期間の治療が必要な歯並びである方は、「トータルフィー制度(定額制)」を採用している矯正歯科を選ぶことを強く推奨します。

 

トータルフィー制度とは、矯正治療にかかる全ての費用を予め「コース料金」などとして提示し、追加料金なしで治療完了まで保証する料金体系のことです。

 

最大の利点は、歯の動きが想定より遅れるなど治療期間が延長した場合でも、追加費用が一切発生しない点にあります。一方、従来の「処置別払い制度」では、基本料金とは別に通院ごとに調整料が発生するため、治療が長引けば長引くほど総額が増え、最終的にいくらかかるか不透明になりがちです。

 

最初に提示される金額は処置別払いの基本料金より高く見えるかもしれませんが、最終的な総額費用が安くなるケースも少なくありません。

 

④モニター制度の活用

矯正歯科が症例写真や体験談を広告・宣伝に使用することを条件に、通常価格よりも安い料金で治療を受けられる「モニター制度」も費用を抑える手段の1つです。

 

割引率は医院によって様々ですが、数万円から数十万円単位の値引きが期待できます。ただし、モニター制度は基本的に応募要項(軽度症例のみ等)があり、また条件を満たしていても抽選に外れる場合もあるため、当たればラッキーくらいの感覚でいるのがおすすめです。

 

なお、注意点として顔出しの有無、写真・動画撮影の頻度、SNS投稿の条件などは医院ごとに異なります。事前に「どこまで協力が必要か」「プライバシーは守られるか」を確認し、自分が無理なく協力できる範囲か検討しましょう。

 

⑤学割制度の活用

高校生や大学生であれば、学割(学生割引)制度を設けている矯正歯科を選ぶことで治療費が安くなる可能性があります。

 

学割制度とは、その名のとおり学生を対象に矯正治療費の一部を値引きするサービスです。割引率や対象条件は医院ごとに異なりますが、一般的に学生証の提示で検査料や装置料が数%〜数十%割引になるケースが多い傾向にあります。

 

ちなみに学割の適用には「初回相談時に申し出が必要」「在学を証明する書類提出」など条件がありますので、事前に医院のホームページ等で制度の詳細を調べておくとスムーズです。

 

⑥家族割制度の活用

ご家族の中に、同じ医院で矯正治療中の方や、過去に治療を終えた方がいる場合、「家族割制度(ファミリー割)」を利用できる可能性があります。

 

割引額は医院により様々ですが、検査診断料が無料になったり、一律〇万円引きになったりと経済的なメリットが得られます。

 

家族割を利用する際は、適用条件(家族の範囲や同時治療の必要性など)を確認しましょう。具体的には「兄弟姉妹や親子であること」「同じ時期に治療を開始すること」など要件が定められている場合があります。こちらも事前に医院のホームページ等で確認しておきましょう。

 

⑦自治体の助成制度の活用

一般的な美容目的の歯列矯正は公的補助の対象外ですが、特定の条件を満たす場合に自治体の医療費助成制度が利用できるケースがあります。

 

代表的なのは「乳幼児医療費助成制度」です。これは各自治体が子どもの医療費自己負担分を助成する制度で、健康保険が適用される治療に限り対象となります。

 

歯列矯正自体は原則保険適用外(自費診療)ですが、例外的に保険が利くケースがあります。厚生労働省が定める「先天異常」や「顎変形症」などに起因する咬合異常の矯正治療、あるいは顎変形症の外科手術前後の矯正は保険適用となります。

 

このように保険診療として矯正を受けた場合、その自己負担分について自治体の乳幼児医療費助成が使える可能性があります。自治体ごとに年齢条件は異なりますが、多くは15歳未満の子どもが対象です。

 

参考:保険で治療可能な矯正歯科治療について|公益社団法人 日本臨床矯正歯科学会

 

⑧医療費控除の活用

歯列矯正にかかった費用は、確定申告で「医療費控除」を申請することにより、所得税の一部が還付され、翌年の住民税が減額される可能性があります。

 

医療費控除とは、自分や家族のために1年間(1月〜12月)に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、確定申告をすることで所得税の負担を軽減できる制度です。原則としてその年に支払った医療費が10万円を超えた部分(所得が200万円未満の場合は所得の5%超過部分)が所得控除の対象となり、払い過ぎた税金の一部が返金されます。

 

ただし、留意すべきポイントは「治療の目的」です。国税庁の見解では、噛み合わせ改善や発音・咀嚼機能の回復など身体の正常な機能の形成・回復を目的とする矯正治療は医療費控除の対象とされています。一方、単に美容を目的とする矯正は医療費控除の対象外となる可能性があります。

 

実際の税務上の判断はケースバイケースですが、一般的には子どもの歯列矯正や、大人でも噛み合わせ治療を伴う矯正であれば控除対象として認められることが多いようです。

 

参考:No.1128 医療費控除の対象となる歯の治療費の具体例|国税庁

 

月々3,000円〜
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まとまったお金を用意できない場合の対処法

 

「矯正治療をしたいという気持ちは強いが、まとまったお金が用意できないのが問題」という方も多いのではないでしょうか。結論、費用の支払い方を工夫すれば、月々の負担額を軽減することは可能です。具体的には次のとおりです。

 

  • ①デンタルローンの活用
  • ②クレカ分割払いの活用
  • ③医院独自の分割制度の活用

 

①デンタルローンの活用

デンタルローンを利用して月々の支払いに分割する方法があります。

 

デンタルローンとは、医院が提携する信販会社の医療費専用ローンのことで、一般的な消費者ローンやクレジットカードのリボ払いに比べて金利が低めに設定されているのが特徴です。例えば、クレジ分割払いの実質年率が15%前後なのに対し、デンタルローンでは年利5〜10%台に抑えられています。(ローン会社や利用者の信用状況によって異なります)

 

ただし、デンタルローンを利用するには審査に通過する必要があり、申し込みから利用開始までに一定の時間がかかります。自営業やフリーランスの方、他の借入が多い方は審査結果によっては希望額を借りられないこともあります。また、ローンを組むと利息分だけ総支払額は増える点も認識しておきましょう。

 

②クレカ分割払いの活用

手持ちのクレジットカードで分割払いやリボ払いを利用し、矯正費用を月々に分散させる方法も広く行われています。

 

矯正歯科によっては高額治療でもクレカ決済に対応しており、一括払いのほか2回払いやボーナス払い、分割・リボ払いなどを選択できる場合があります。またデンタルローンのように、新たにローン契約を結ぶ必要もありません。

 

前述のとおり、カード会社にもよりますが、年利換算で10〜15%程度の手数料が上乗せされることが一般的で、長期の分割ほど総支払額は増えます。ただし、ポイント還元などカード独自の特典もあるため、「金利よりポイントを重視したい」という方には一考の余地があります。

 

③医院独自の分割制度の活用

矯正歯科によっては、医院独自の無利子・低利子の分割払い制度を設けている場合があります。

 

例えば「トータルフィーを治療期間中の24回に分割して月々定額払い」「頭金を除いた残額を通院毎に分割払い(都度払い)」「装置装着時に半額、残り半額を半年後に支払い」といった具合に、各医院で様々な支払いプランが設定されています。

 

医院独自の分割を利用する際は、契約書を交わして返済スケジュールを確認することになりますが、ローン会社を介さない分だけ手続きは簡単です。中には収入が少ない学生や専業主婦の方でも利用しやすいよう配慮されている場合もあります。

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マウスピース矯正経験者100名にアンケート!費用相場とリアルな口コミを公開

実際にマウスピース矯正を経験した100人にアンケートを実施して、かかった費用の総額や満足度などを詳しく調査しました。

 

矯正にかかった総費用のアンケート結果グラフ

 

アンケート内の「矯正にかかった総費用を教えてください。」という質問に対して、最も多かった回答は「20〜40万円」(27%)と「40〜60万円」(26%)でした。
次いで「60〜80万円」(14%)、「10〜20万円」(10%)が続き、全体の平均費用は約51.8万円という結果となりました。

 

一方、アンケート回答で当社の「マウスピース矯正ローコスト」を実際に利用された方に絞って集計したところ、平均総額は39.4万円。全体平均と比べて、約12万円安く矯正できたという結果が得られました。

 

 
30代 会社員

通院回数が少なく、忙しくても続けやすかったです。費用も抑えられて、結果にも満足しています

矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

費用を抑えるために、複数の歯科医院で無料相談を受け、料金を比較しました。必要最低限の処置で済むようにしました。

矯正総額:20~40万円
 
20代 会社員

見た目が自然で、歯磨きや食事が普段通りにできるのが良かった。矯正中のストレスがほとんどありませんでした。

矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

透明で目立たず、接客業でも気にならずに装着できました。取り外しもできて衛生的で、痛みも少なかったです。

矯正総額:20~40万円

マウスピース矯正経験者のアンケートから、実際にかかった費用や口コミを紹介させていただきました。

 

マウスピース矯正は、選ぶブランドによって費用や満足度が大きく変わります。後悔しないためには、料金だけでなく、通院頻度・サポート体制・治療の透明性といった要素も比較することが大切です。
参考:マウスピース矯正おすすめブランド13選|各社の料金・期間を徹底比較

 

お悩みや疑問がある方は、ぜひ新宿駅直結の専門クリニックにてお気軽にご相談ください。

 

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