
インビザラインは従来のワイヤー矯正とは異なり、患者自身による自己管理が必要な装置を用いるため、治療中の生活スタイルが大きく変化します。
公式サイトやカタログ上では基本的に“良い点”しか述べられていないものですが、実際に治療を受けた方々のリアルな体験談からは「痛み」や「生活の不便さ」など、“悪い点”も読み解くことができます。
ここでは、実際にインビザラインで歯列矯正をした方々の「高評価の口コミ」と「低評価の口コミ」の両方を見ていきましょう。
高評価の口コミ

友人たちも言わなければアライナーをつけていることにも気づかないくらい、見た目にはわかりづらいのが嬉しいです。インビザラインをやったことがある人や、やろうと思っている人たちにはよく気づかれました。
引用元:インビザラインを始めて1年経って(ビフォー&アフター画像あり) in アメリカ
ワイヤー矯正をしていた時は、歯医者で調整してもらって2〜3日間くらいは痛み(歯が移動している痛み)でご飯が食べにくかった記憶があります。
インビザライン矯正も1週間に1回アライナーを交換するので多少の圧迫感はありますが、ほとんど気にならずなんでも食べることができます。
ワイヤーの矯正の時と比べるとすごく楽です。
引用元:インビザライン矯正を始めて良かったこと&困ったこと
肝心な治療経過ですが、計画通りに動かなかった歯があり、2クール目に向け現在はアライナーの調整中で、まだどれくらい続くかは現時点では不明です。
ババアだから計画通りに歯が動かなかった、、、と落ち込みましたが、調べてみると半分くらいの人は2クール目に行くみたいです。ちゃんの歯医者さんでは追加料金はなし!
マウスピース生活にもだいぶ慣れて、職場の人たちにもバレてないはずです。意外と、食事の席で外してもバレてない…(と思いたい笑)
引用元:インビザライン日記11_ 治療経過⑤(1クール終了)
インビザラインにしてよかった理由
正直、めんどくさいことはあったけど、
・ワイヤー矯正より圧倒的に快適
・歯磨きが普通にできる
・見た目のストレスが少ない
この3つが大きすぎました。
だから「つらい=後悔」ではなく、一年たった今でも「やってよかった」と思っています。
引用元:「歯列矯正って本当に大変?一年やって分かったリアル」
もし生まれ変わるなら、すごい美女やイケメンじゃなくていいから、ノイズの少ない顔がいい。
目が大きいとか鼻が高いとか顔が小さいとか、際立った特徴はないが、標準的なパーツが順当に収まった感じの顔。
お察しの通り(?)私はそれなりにノイズのある顔をしているのだが、矯正により少なくとも歯並びのノイズは消えた。笑顔の自分、わりと好き。
引用元:【歯列矯正】カナダでインビザライン【BEFORE/AFTERあり】
低評価の口コミ

インビザライン矯正記録、初回です。
早速歯を削られ(IPR)、ゴムもかけられました。
アタッチメントは3週間後につけます。
矯正記録のブログでは「痛くない」とよく見かけたので完全になめ切っていたのですが、永遠に若干の痛みが続きます!!!!!
歯を食いしばって寝た翌日の感じ。肩こりがひどいときに感じ。歯を絞められている感じ。
外すのがゴムをつけているのでめんどくさすぎて外したくないです。痩せそう。
引用元:【痛い】インビザライン矯正記録①買うべきものと心配
面倒くさい。
そもそも私は矯正前から、食事後歯磨きをしておりましたし、飲み物もお茶か水の生活でした。なので、インビザラインは自分でも合っていると思い、選んだのですが、マウスピースのつけ外しがあるだけでかなり面倒臭いです。簡単に考えてましたが、取りづらいしマウスピースも洗わなければならないしで、本当に普段歯磨きをしていた私でもやりたくないと思いました。
引用元:インビザラインの後悔|ありか
アライナーは海外(メキシコや中国)で製造されるため、出来上がるまでに時間がかかるのは仕方ないとして、どうしても多くの患者を抱える医院では忙しすぎて担当医のデスクワークが捗らず、かなり待たされるケースがあるようです。
治療の再計画やアライナーの製造に時間を要することから、私の知人も「もう2か月も同じアライナーを使っています(嫌)」という人がちらほらいました。
自分も知人のように、最後の枚数までいく前に足踏みをするのではないか・・・と思っていたのですが、今回の検診の結果、最後の44枚目までこのままやってみましょう、という判断が下されました。
ただし、すべて計画通りに進んでいるわけではなく、下顎の前から3本目の歯が予定していたほど上がってきていない、とのこと。(そもそも、歯って上がるの?!)
本来は回転しながら上に引き上げたかった下顎の歯だったのですが、そこが思ったほど動かなかったようです。
引用元:このまま44枚目まで突っ走る - アラフィフからの歯列矯正
歯が動くことで、歯ぐきが少しずつ下がってしまう「歯肉退縮」に私もなってしまいました。
特に大人矯正では、歯ぐきや骨の状態に左右されやすいので、「歯はキレイになったけど、歯ぐきがやせた」という人もいるそうです。
歯茎の下がりは現時点で治療法はないそうです。
とにかく歯の生え際の歯垢がたまりやすいところほど入念に歯磨きをして歯茎が下がらないように努めるしかないそうです。。。
私も歯茎が2~3㎜さがってます…泣。
引用元:大人の矯正からマウスピース矯正「インビザライン」3年間のリアルレビュー
30代のはじめに一度歯列矯正は終えていて。
おおむね満足して終了したんですが…
ここでも書いてるとおり、後悔したことのひとつが、
非抜歯矯正にしたこと。
なんで抜歯にしなかったのかーー、、
非抜歯矯正のデメリットのひとつが、後戻りのしやすさ(中略)
年数追うごとに、じわじわ後戻りしてるんですよね
とくにいちばん目立つ前歯のあたり。。
引用元:【40代】歯列矯正の後悔と、後戻りと。 | えむの暮らし。
利用者の口コミから分かること

高評価・低評価の声をそれぞれ総括すると、インビザラインにはメリットもデメリットもあることが分かります。
高評価の声として多いのは「装置が目立たず、ワイヤー矯正よりも快適」という点です。取り外し可能で食事を普段どおり楽しむことができ、歯磨きもしやすく口内衛生を保ちやすいと評価されています。
一方、この取り外し可能である利点をむしろ「面倒くさい」要素に感じる方は多く、総合評価としては肯定的な意見の方でも、面倒くささをデメリットとして挙げる方が多い傾向にあります。
また痛みについては、ワイヤー矯正よりも控えめであることは確かですが、一部では頭痛薬を服用している方もいました。痛みへの耐性は人それぞれであるため、必ずしも鎮痛剤が必要になるわけではありませんが、一定の痛みを伴うことは予め理解しておいた方が良いでしょう。
「おすすめしない」という声の真相
インビザラインは、一部から「おすすめしない」と言われています。この声の真相については、下記の要素が関係していることが推察されてます。
- 世界的に有名:他ブランドに比べて利用者数が圧倒的で、口コミの母数も非常に多い
- 口コミの性質:肯定的な意見よりも、否定的な意見の方が発信されやすい
- 歯科医師の腕:有名ブランドゆえに期待されがちだが、治療結果を最も左右するのは医師の腕
- 医院への導入数:あらゆる矯正歯科に導入されているため、経験不足の医師に当たる確率も高い
これらをまとめると、インビザラインは有名であるがゆえに「角が立ちやすい」マウスピース矯正ブランドと言えます。人は否定的な内容への興味関心が高く、特にネット上では「おすすめしない」「やらなきゃよかった」などの声への注目度も大きくなりがちです。
とはいえ、インビザラインは世界100か国以上に提供され、これまでに約1,950万人もの人が治療を受けた非常に実績の多いブランドであることもまた事実です。数ある否定的な声は、必ずしもインビザラインそのものの性能が劣っている、という意味ではないことを理解しておく必要があります。