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前歯だけのマウスピース矯正にかかる値段はいくら?費用内訳を細かく解説

25.10.03

 

「前歯の出っ歯、すきっ歯、ガタガタを治したい…」

「マウスピース矯正に興味はあるけど、矯正って高いイメージがある…」

「前歯の矯正だけで安く済ませられないかな…」

 

前歯のマウスピース矯正について、このような悩みや疑問をお持ちではありませんか?

 

結論から言うと、前歯の部分的な矯正であれば、全体的な矯正よりも費用を抑えられる可能性があります。しかし、歯並びの状態によっては、部分矯正では根本的な解決に至らない場合もあるため、歯科医師の診断を含め、総合的な判断が必要になります。

 

この記事では「前歯をマウスピース矯正で治す場合の費用相場」をテーマに、治療内容や年齢による費用の違い、具体的な費用内訳、クリニック毎の料金体系の違い、そして費用を安く抑える方法まで、お金の話を中心に細かく解説していきたいと思います。

前歯の矯正における治療内容と費用相場

 

前歯の矯正費用は、その不正咬合の原因によって治療法が異なり、金額も大きく変わります。

 

一見すると前歯だけの問題に思えても歯科医師が診断した結果、根本的な原因が全体の噛み合わせにあったり、顎の骨格にあると判断されることも少なくありません。

 

そして、診断結果を基に患者ごとの歯並びにあわせて、下記いずれかの治療法が適用されます。

 

  • 軽度の歯のガタつきを改善する「部分矯正」
  • 根本的な原因(噛み合わせ等)を改善する「全体矯正」
  • 骨格的な問題を改善する「外科矯正」

 

ここでは各ケースの治療内容の詳細、料金相場について解説していきます。

 

部分矯正:軽度な症例の場合

前歯のみの軽度な乱れであれば、マウスピース矯正による「部分矯正」を受けることができます。

 

部分矯正は前歯など数本の歯を対象に行う治療であり、費用相場は20万円〜40万円です。また治療範囲が限定されるため治療期間が短く、症例によっては3ヶ月前後で完了するようなケースもあります。

 

ただし、部分矯正では噛み合わせの大きな改善はできないため、適応は比較的症状が軽い場合のみに限られます。

 

全体矯正:噛み合わせに問題がある場合

前歯の乱れの原因が歯列全体の噛み合わせにある場合、部分矯正だけでは根本的な改善ができないため「全体矯正」が選択されます。

 

全体矯正では上下の歯列全てを対象とする治療で、費用相場は60万〜100万円程度です。症状が重いほど使用するマウスピースの枚数も増えるため、費用はその分高くなる傾向にあります。

 

なお、歯の大移動や複雑な歯のねじれを改善する必要がある場合、マウスピース矯正ではなく、ワイヤー矯正が選択されることもあります。その場合の費用相場は、表側矯正で約60万〜130万円、裏側矯正では100万〜170万円とさらに高額になります。

 

外科矯正:骨格に問題がある場合

前歯の乱れの原因が顎の骨格自体にある場合、外科矯正(顎変形症の手術を伴う矯正)が検討されます。

 

この治療では通常の矯正装置による歯の移動に加え、外科手術で顎の骨の位置を矯正します。費用については「顎変形症の治療」など国が定める条件を満たしている場合、健康保険の適用が可能となり、保険適用時の自己負担額は総額で約40〜70万円程度が目安になります。

 

一方、保険が効かないケース(美容目的など)の外科矯正では、手術と矯正費用を全額自己負担することになるため、約100万円〜300万円程度の費用がかかります。いずれにしても骨格的な問題が疑われる場合は、まず専門の医療機関で相談し、保険適用の可否について診断を受けることが重要です。

年齢によるマウスピース矯正費用の違い

 

マウスピース矯正の費用は、年齢によっても変わることがあります。

 

これは子供・中高生・大人とでは、顎の成長段階や治療の目的が異なるためです。特に成長期にある子供の矯正は歯を動かすだけでなく、顎の健全な発育を促すことを目的とすることが多く、これが大人の矯正との大きな違いとなります。

 

ここでは下記の3つの年代に分け、それぞれの治療の特徴と一般的な費用相場について解説します。

 

  • 子供・小学生
  • 中学生・高校生
  • 大学生・大人

 

子供・小学生

小学生など成長期の子供の場合、乳歯と永久歯が混在する6〜12歳頃に行う「第1期治療」と、永久歯が生え揃った後の「第2期治療」に分けて治療が行われることが一般的です。

 

第1期治療では歯並びの土台作りを目的とした矯正が行われ、費用相場は約20万〜40万円です。治療はワイヤー矯正が主流ではあるものの、子供用のマウスピース矯正装置を用いた治療もあります。

 

その後、必要に応じて第2期治療に移行します。第2期治療では基本的に大人と同じ全体矯正を行うため、60万〜100万円前後の追加費用がかかります。

 

いずれにせよ、小児矯正では将来的な歯並びを見据えて計画を立てるため、費用も長期的な視点で検討するようにしましょう。

 

中学生・高校生

永久歯列が完成している中高生は、大人の矯正治療と大きく内容や金額に変わりはありません。

 

マウスピース矯正の費用相場は、部分矯正で20万〜40万円、全体矯正で60万〜100万円。中高生のマウスピース矯正にかかる費用もこの金額が目安になります。

 

ただし、クリニックによっては学生割引を設けており、治療費が数%割引になるケースもあります。他にも家族割などがあり、中高生からマウスピース矯正を始めることで、結果的に相場よりも安い金額で済ませられる可能性もあります。

 

大学生・大人

前述のとおり、大学生や大人のマウスピース矯正の費用相場は、部分矯正で20万〜40万円、全体矯正で60万〜100万円です。

 

ただし、この年代は子供や中高生に比べて治療期間が長くなる傾向があるため、処置別支払い制度を採用しているクリニックで治療を受けると費用がかさむ可能性があります。(詳細後述)

 

社会人であれば、会社の福利厚生や高額医療費の補助制度が利用できないか確認してみましょう。また後ほど紹介する費用負担を軽減する方法を参考にしつつ、無理のない範囲で治療に臨むことが大切です。

マウスピース矯正の費用内訳

 

マウスピース矯正の総額費用は単一料金ではなく、いくつかの項目から構成されています。一般的に、治療は「治療前」「治療中」「治療後」の3つの段階に分けられ、それぞれで異なる費用が発生します。

 

具体的には、下記のような費用がマウスピース矯正の費用内訳として挙げられます。

 

  • 治療計画を立てるための「カウンセリング料・検査料」
  • 歯を適切な位置に矯正するための「矯正装置料・処置料」
  • 治療後の歯並びを維持するための「保定装置料・観察料」

 

カウンセリング料・検査料

治療前の費用として、治療計画を立てるために「カウンセリング料」と「検査料」がかかります。

 

カウンセリング料は無料で受け付けているクリニックも多くありますが、有料の場合でも3,000〜5,000円程度が相場です。

 

その後、精密検査を行うための検査料として、約3万〜6万円がかかります。矯正治療の検査では、口腔内写真や歯型採取、レントゲン撮影、噛み合わせの分析など詳細な診査を行い、その結果に基づいて治療計画が立てられます。

 

矯正装置料・処置料

治療中の費用としては、患者毎に作られるマウスピース矯正装置そのものの「矯正装置料」、そして歯が順調に移動しているか確認するための処置料(診察料)がかかります。

 

矯正装置料は治療費の大部分を占めますが、マウスピース矯正装置にも様々なブランドがあり、中にはコスパに優れたブランドもあります。ただし、クリニック毎に取り扱っているブランドが異なるため、特定のブランドを使いたい場合は予めクリニックに確認すると良いでしょう。

 

処置料については、治療の進行に伴って毎回の通院時にかかる費用です。通常は月に1回程度、通院の毎に5,000〜1万円程度の処置料を設定しているクリニックが多い傾向にあります。

 

保定装置料・観察料

矯正治療が完了し、歯並びが整った後には保定期間が始まります。この期間には、動かした歯の後戻りを防止するための「保定装置料」、そして定期チェックのための「観察料」がかかります。

 

保定装置(リテーナー)の費用は、一般に片顎あたり3〜5万円程度が相場です。クリニックによって種類や料金は異なり、透明なマウスピース型のもの、取り外しできない固定式のものなどがあります。

 

また保定期間中も定期通院があり、その度に観察料(経過観察料)が発生します。こちらは数ヶ月に一度の頻度で、1回あたり3,000〜5,000円程度が一般的です。

 

クリニックによって異なる料金体系の違い

 

矯正治療は高額になりやすく、なおかつクリニック毎に料金体系が異なるため、下記の2つの違いをよく理解しておきましょう。

 

  • トータルフィー制度
  • 処置別支払い制度

 

トータルフィー制度

トータルフィー制度(治療費総額制・定額制)は、治療開始前に矯正にかかる総額費用を提示する料金体系です。提示される治療費には、矯正装置料、治療期間中の調整料、治療後の保定装置料など全てが含まれています。

 

最大のメリットは、治療期間が予定より長引いたり、追加の処置が必要になったりしても、原則として追加費用が発生しない点です。これにより経済的な負担がないため、安心して治療に専念できます。

 

一方、治療が予想より早く終わった場合でも返金はないため、その点はデメリットとして捉えることもできます。

 

総じて、複雑な症例で治療期間の予測が難しい人、予算を事前に確定させたい人に適した支払い方法と言えるでしょう。

 

処置別支払い制度

処置別支払い制度(都度払い制)は、最初に矯正装置料を支払い、その後は通院ごとに処置料などを都度支払っていく料金体系です。

 

この制度のメリットは初期費用を抑えられる点と、治療が予定より早く完了すれば、その分通院回数が減るため総額が安くなる可能性がある点にあります。

 

一方で、総額費用が把握できず、治療期間に依存することがデメリットとして挙げられます。歯の動きが想定通りでなかったり、自己管理不足で治療期間が延長したりすると通院回数が増え、結果的にトータルフィー制度よりも費用が高くなるリスクがあります。

 

したがって、比較的簡単な症例であり、治療期間が短く済むと予測される場合に適した支払い方法と言えます。

歯列矯正の費用を抑える方法

 

歯列矯正は高額な治療ですが、いくつかの工夫で費用負担を軽減することが可能です。具体的には、次のとおりです。

 

  • デンタルローンの利用
  • 学割・紹介割・家族割・モニター割などの活用
  • マウスピース矯正装置の着用時間の厳守

 

デンタルローンの利用

まとまったお金を一度に用意することが難しい場合、デンタルローン(医療ローン)の利用が有効です。

 

デンタルローンとは、矯正治療など医療目的の費用を金融機関から借りて分割で支払う仕組みです。ローンを利用すれば月々の支払い額を大幅に減らせるため、初期費用の負担を軽減できます。

 

一般的なデンタルローンでは年利4.5〜5.5%程度の金利が設定されており、最長84回払い(7年)まで分割可能なプランもあります。ただし、ローンである以上、トータルで見ると一括払いより割高になる点には注意しましょう。

 

また、ローン審査に通る必要があるため、学生の場合は親名義での契約が必要になることもあります。クリニックによって提携するローン会社が異なるため、金利や条件を比較して無理のない返済計画を立てることが大切です。

 

学割・紹介割・家族割・モニター割などの活用

矯正歯科クリニックやマウスピース矯正ブランドによっては、各種割引制度を設けている場合があります。

 

代表的なものに学割(学生割引)、紹介割(友人や家族からの紹介で割引)、家族割(家族で治療を受ける場合の割引)、モニター割(写真提供や口コミ投稿を条件にした割引)などがあります。

 

例えば、モニター割引では、治療前後の写真や体験談の提供と引き換えに通常より安い費用で矯正を受けられることがあります。学割では一定割合(5〜10%程度)の費用がカットされるケースが多く、中高生・大学生には大きなメリットです。

 

なお、これらの割引はクリニック毎に実施状況や割引率が異なるため、事前に公式サイトや直接問い合わせで確認するのがおすすめです。複数の割引が併用できる場合もありますが、条件が付くことも多いのであわせて確認すると良いでしょう。

 

マウスピース矯正装置の着用時間の厳守

費用を抑える上で見落としがちなのが、患者自身の自己管理、特に装置の装着時間の厳守による治療への貢献です。

 

マウスピース矯正では、患者が装置を正しく使用するかどうかで、治療期間と費用に大きく影響します。具体的には、1日20時間以上の装着時間を守り、指示通りのタイミングで装置を交換していけば、計画通りに治療が進み追加の処置を避けられます。

 

反対に装着時間が不足すれば歯の移動が想定通りに起きず、治療計画が狂って治療期間が延長したり、追加のマウスピース製作が必要になることもあります。

 

このように装置の着用ルールを守ることは治療効果を高めるだけでなく、無駄な出費を防ぐことにも直結するため、マウスピース矯正に臨む際は積極的に治療に貢献するようにしましょう。

マウスピース矯正でお悩みの方は『マウスピース矯正ローコスト』にご相談ください!

 

きれいな歯並びには憧れるけれど、歯の矯正は、高くて時間が掛かるし、矯正器具が目立ってしまうから、なかなか踏み出せない…。

 

そんな不安やコンプレックスを抱えている方は、ぜひ『マウスピース矯正ローコスト』にご相談ください。

 

マウスピース矯正ローコストは全国に提携の歯科クリニックがあり、歯科医師による初回カウンセリングをはじめ、一人ひとりに合わせた治療計画の策定、国家資格を持つ歯科技工士によるマウスピースの国内製造を行っています。

 

大手マウスピース矯正メーカー認定ドクターと、歯科大学で講師を務める矯正経験豊富な医師が監修しているため、安心して治療を受けていただけます。

 

料金は月々3,000円〜、期間は最短3ヶ月。まずはお近くの提携歯科クリニックにて、お気軽にご相談ください。

 

※検診後、マウスピース矯正ローコストを始めない場合は追加で費用は発生いたしません。
※提携先歯科クリニックの診断により、レントゲン等別途費用がかかる場合があります。

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※自由診療となり、保険は適用されません。 ※1日20時間以上、器具を取りつけることで効果を発揮します。 ※マウスピース矯正ローコストに限らず、どの矯正方法においても、歯の動き方や効果の感じ方は個人差があり、満足のいく結果が得られない可能性がございます。