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学生でも歯列矯正費用を分割払いにできる?分割方法や条件について

25.12.04

 

「歯列矯正を受けたいんだけど、学生なのでまとまったお金は無い」「分割払いにできたら嬉しいんだけど、そもそも学生って分割払いにできるの?」と疑問をお持ちではありませんか?

 

歯列矯正の費用は決して安くありません。一般的にワイヤー矯正の相場は60万〜170万円程度、比較的安いマウスピース矯正でも約20万〜100万円程度と、数十万円の費用は避けられません。特に学生の立場であれば、「これほどの大金を一括払いするのは無理かも…」と感じるのは当然のことかと思います。

 

しかし最近では、患者の費用負担を軽減するために分割払い(デンタルローン・クレジットカード・医院独自の分割)に対応している矯正歯科はたくさんあります。これらの利用には条件があるものの、場合によっては学生でも分割払いで歯列矯正を受けられる可能性があります。

 

本記事では「学生が歯列矯正の費用を分割払いできるのか?」という疑問に対し、高校生・大学生・社会人(18歳)のケースに分けて解説。さらに分割払いの種類やメリット・デメリット、学生向けの歯列矯正費用を抑えるための方法についても紹介していきます。

【監修医師】北原 信也
【監修医師】北原 信也日本大学松戸歯学部卒業。開業医のもとで研鑽を積み、港区で開業、港区で11年、銀座で10年の診療の後、東京八重洲に専門歯科医でのチーム診療をコンセプトとした「ノブデンタルオフィス」を開院。所属(一部):日本大学松戸歯学部 客員教授昭和大学歯学部 客員教授日本大学歯科部 講師

学生は歯列矯正の費用を分割払いにできる?

 

結論から言うと、学生であっても歯列矯正の費用を分割払いにできる可能性はあります。ただし、年齢や属性(高校生か大学生かなど)によって利用できる分割払いの方法や契約条件は異なります。

 

なお、2022年4月から成人年齢が18歳に引き下げられたことにより、18歳以上であれば親権者の同意なしで契約を結ぶことも法律上は可能になりました。しかし、依然として分割払いの審査は「安定した収入」が重視されるため、学生の契約にはハードルが存在するのが実情です。

 

ここでは下記の属性に分け、それぞれの詳細について解説していきます。

 

  • 高校生の場合
  • 大学生の場合
  • 社会人(18歳)の場合

 

高校生の場合

高校生の場合、基本的に本人のみで分割払いの契約をすることはできません。

 

18歳未満の高校生は言うまでもありませんが未成年者であるため、高額な医療契約やローン契約を一人で結ぶことはできません。必ず代理人である親権者(父母など)の同意が必要となり、実質的には親権者が契約者となってローンを組み、親権者が支払いを行うのが一般的です。

 

一方、18歳に達している高校3年生の場合、法律上は成人です。しかし、多くのデンタルローンやクレジットカード会社では「高校生不可」という申込条件を設けています。ゆえに高校生である以上、本人名義での契約は基本不可であり、親権者に契約者または連帯保証人になってもらう必要があります。

 

大学生の場合

大学生や専門学校生で18歳以上の場合は、本人名義で分割払いの契約を結ぶことが可能になります。

 

ただし、「申し込みができること」と「審査に通ること」は別問題です。分割払いの審査では「返済能力」が最も重要視されるため、"安定かつ継続的なアルバイト収入”があるかどうかが重要です。

 

収入が不安定な場合や年収が低い場合、本人名義で申し込めても親権者の連帯保証人が必要となるケースが大半です。また、学生専用のクレジットカードなどは利用限度額が10万円から30万円程度に抑えられていることが多く、高額な矯正費用全額を決済するには枠が足りないことが一般的です。

 

社会人(18歳)の場合

高校卒業後、18歳で社会人として働いている場合は、学生よりも審査ハードルは低くなります。

 

特に正社員雇用であれば「安定した収入がある」とみなされやすく、親権者の連帯保証なしでデンタルローンやクレジットカードの分割払い契約を結べる可能性が高まります。

 

ただし、勤続年数が短い場合(就職して数ヶ月など)は、信用力が十分ではないと判断されることもあり、その場合はやはり親権者などの連帯保証人を求められることがあります。

歯列矯正における分割払いの方法は3つ

 

歯列矯正の費用を分割で支払う方法は、主に以下の3つがあります。

 

  • デンタルローン:歯科医院が提携する信販会社等のローンを利用する方法
  • クレジットカードの分割払い:カード会社に分割払いで支払う方法
  • 医院独自の分割払い:歯科医院が独自に提供する分割払い制度を利用する方法

 

①デンタルローン

デンタルローンは、信販会社や銀行が提供する「歯科治療費専用のローン」のことです。

 

最大の特徴は、一般的なカードローンやクレカ分割払いに比べて、金利が低く設定されている点です。実質年率は金融機関や審査結果によりますが、2.5%〜8.0%程度が相場です。また支払回数を60回(5年)や84回(7年)など長期設定できるため、月々の支払い額を数千円〜1万円台に抑えることが可能です。

 

利用条件としては、18歳以上で安定した収入があることが求められます。学生が利用する場合は、アルバイト収入があっても親権者の連帯保証人を求められるか、あるいは親権者が代理で契約者となるケースが一般的です。

 

審査基準はクレジットカード作成時と同等かそれ以上に厳格ですが、手数料を抑えたい学生にとっては最も検討すべき選択肢になります。

 

②クレジットカードの分割払い

クレジットカードの分割払いは、普段使用しているクレカの分割払い機能を使って、矯正費用を支払う方法です。

 

最大のメリットは、新たな申し込み手続きや審査が不要で手軽に利用できることです。また、カード会社にはそれぞれ特典があり、Amazonカードや楽天カードであれば、各ECサイト等で使えるポイントとして治療費の一部が還元されるという利点もあります。

 

一方、デメリットとして金利手数料の高さが挙げられます。3回以上の分割払いを選択した場合、実質年率は12.0%〜15.0%程度かかるのが一般的で、これはデンタルローンの2倍から3倍以上の利率です。

 

また、学生のクレジットカード利用限度額は通常10万円〜30万円程度と低く設定されているため、矯正費用全額を決済するには一時的な増額申請をするか、複数のカードを併用する手間などが出てきます。

 

③医院独自の分割払い

医院独自の分割払いはその名のとおり、歯科医院が独自に設定している分割払い制度のことで「院内分割」や「窓口分割」と呼ばれます。

 

最大のメリットは、多くの医院で「金利手数料無料」としている点。さらにローンやクレカ会社を通さないため、厳格な信用情報機関の審査がなく、学生でも比較的利用しやすいのが特徴です。

 

一方で、分割回数が少なく設定されているのがデメリットです。治療期間に合わせて支払いを完了させるケースが多く、12回から24回、長くても36回程度が上限となることが一般的です。そのため、一回あたりの支払額はデンタルローンよりも高額になる可能性があります。

 

なお、院内分割は全ての歯科医院が対応しているわけではなく、導入している医院を探す必要があります。また頭金として、まとまった金額が必要な場合もあるため、事前確認が必須と言えます。

歯列矯正費用を分割払いする際の注意点

 

分割払いは、高額な初期費用を用意できない学生にとって魅力的ではありますが、同時に金融契約としてのリスクも伴います。

 

「月々数千円なら払える」と安易に契約する前に、ここで紹介する注意点をよく理解しておきましょう。

 

  • 一括払いよりも支払総額は増える
  • 支払い遅延や滞納にはペナルティがある
  • 信用情報に傷が付いた場合の弊害は大きい

 

一括払いよりも支払総額は増える

分割払いを利用する上でまず注意すべき点は、金利手数料によって「支払総額」が一括払いよりも増えるということです。

 

特に金利が高いクレジットカードの分割払いやリボ払いを利用すると、元金に加えて数万円から数十万円もの手数料を支払うことになります。例えば、80万円の治療費を年利15%で5年間(60回)かけて返済する場合、利息だけで30万円以上かかるケースもあります。

 

デンタルローンなどの低金利な方法を選んだとしても、手数料がゼロになるわけではありません。目先の月々の安さだけでなく、完済までに支払う合計金額を試算し、それが無理なく支払える金額かどうかを冷静に判断することが求められます。

 

支払い遅延や滞納にはペナルティがある

ローンやクレジットカードでの分割払い契約では、支払期日を遅延したり滞納した場合にはペナルティ(遅延損害金など)が科せられます。

 

返済予定日に1日でも遅れると、その日以降約定金額に対して年14%前後の遅延損害金(延滞利息)が日割りで発生するのが一般的です。遅延損害金は完済するまでずっと発生し続けますので、遅れれば遅れるほど支払額が膨らんでしまいます。

 

また、2〜3ヶ月以上にわたって滞納が続くと、ローン会社から契約を解除され、残債の一括請求を受ける可能性が高まります。一括請求となれば、もはや分割で少しずつ払うことは認められず、残額をすぐに工面しなければならなくなります。

 

学生の場合、テスト期間や学内・サークルのイベント、就職活動、体調不良などで、月のアルバイト収入が減る場合があります。ゆえにギリギリの返済計画ではなく、数ヶ月分の支払いに耐えられる予備資金を持っておくか、親権者に相談できる体制を整えておくことが不可欠です。

 

信用情報に傷が付いた場合の弊害は大きい

延滞が長引いて返済不能に陥った場合、さらに深刻なのが信用情報への悪影響です。

 

デンタルローンやクレジットカードの支払いが61日以上または3ヶ月以上遅れると、信用情報機関(CICやJICCなど)に「異動情報(金融事故)」として登録されます。

 

これはいわゆる「ブラックリスト入り」と呼ばれる状態で、契約終了後から5年間は記録が残り続けます。学生時代にこの記録がついてしまうと、社会人になってからクレカが作れない、スマホの端末代金を分割払いで購入できない、自動車ローンや住宅ローンが組めない、といった弊害が生じます。

 

特に就職後にクレジットカードを持てないことは、出張や経費精算などで業務上の不便を強いられるケースもあります。たかが数千円の遅れと軽く考えず、将来の自分の信用を守るために責任を持って支払いを継続する必要があります。

 

月々3,000円〜
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学生向け歯列矯正の費用を抑える方法

 

経済的に余裕のない学生にとって、総額費用を少しでも抑えることは切実な課題です。

 

分割払いによる平準化だけでなく、元々の治療費自体を減額できる制度や割引サービスを賢く活用することで、負担を軽減できる可能性があります。ここでは学生が利用しやすい3つの割引方法を紹介します。

 

  • 学割の活用
  • 家族割の活用
  • モニター割引の活用

 

学割の活用

高校生や大学生など学生の方は、ぜひ「学割(学生割引)」の有無をチェックしてみてください。

 

矯正歯科の中には、学生を対象とした割引制度を設けているクリニックがあり、学割を利用することで数万円〜十万円ほど安くなることがあります。具体的には、検査料や装置料の一部が割引になる、治療総額から〇円引きしてもらえる等、その内容は医院ごとに様々です。

 

ただし、割引の内容や条件は医院ごとに異なります。例えば「学生証の提示が必要」「○歳以下の学生限定」「他の割引との併用不可」など、細かなルールがあることもあります。いずれにしても、詳細はカウンセリング時に質問すれば丁寧に教えてもらえます。

 

家族割の活用

「家族割」は、親子や兄弟姉妹など、家族が同じ歯科医院で矯正治療を受ける場合に適用される割引制度のことです。

 

具体的には、既に家族の誰かがその医院に通っている、あるいは家族と一緒に新しく治療を始める場合に、2人目以降の治療費が割引になります。割引率は3%〜5%程度、あるいは検査料が無料になるといった特典が一般的です。

 

こちらも事前の申し出や証明(家族関係が分かる書類など)は必要ですが、該当する場合は見逃せない制度です。家族で相談し、タイミングが合うなら検討してみましょう。

 

モニター割引の活用

「モニター割引」とは、治療前後の顔写真や歯並びの写真、治療経過のデータなどを、医院のホームページやSNS、学会発表などの資料として提供する代わりに、治療費の割引を受けられる制度のことです。

 

割引額は学割や家族割よりも大きく、場合によっては数万円から10万円以上、あるいはそれ以上の割引が適用されることもあります。

 

ただし、モニターになるには「顔出しの有無(目元を隠すかどうか)」「通院頻度」「SNSへの投稿協力」など、医院が定める条件を満たす必要があります。また、自身の写真がインターネット上に公開されることによるプライバシーのリスクも考慮しなければなりません。

 

安易に飛びつくのではなく、公開範囲や期間などの契約内容をしっかりと確認し、納得した上で利用するようにしましょう。

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マウスピース矯正経験者100名にアンケート!費用相場とリアルな口コミを公開

実際にマウスピース矯正を経験した100人にアンケートを実施して、かかった費用の総額や満足度などを詳しく調査しました。

 

矯正にかかった総費用のアンケート結果グラフ

 

アンケート内の「矯正にかかった総費用を教えてください。」という質問に対して、最も多かった回答は「20〜40万円」(27%)と「40〜60万円」(26%)でした。
次いで「60〜80万円」(14%)、「10〜20万円」(10%)が続き、全体の平均費用は約51.8万円という結果となりました。

 

一方、アンケート回答で当社の「マウスピース矯正ローコスト」を実際に利用された方に絞って集計したところ、平均総額は39.4万円。全体平均と比べて、約12万円安く矯正できたという結果が得られました。

 

 
30代 会社員

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矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

費用を抑えるために、複数の歯科医院で無料相談を受け、料金を比較しました。必要最低限の処置で済むようにしました。

矯正総額:20~40万円
 
20代 会社員

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矯正総額:20~40万円
 
30代 会社員

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矯正総額:20~40万円

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マウスピース矯正は、選ぶブランドによって費用や満足度が大きく変わります。後悔しないためには、料金だけでなく、通院頻度・サポート体制・治療の透明性といった要素も比較することが大切です。
参考:マウスピース矯正おすすめブランド13選|各社の料金・期間を徹底比較

 

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